いつだってあの人は正しかった。世間の尺では許されないことであってもだ。わたしはただ頷いて、物わかりのいい振りをしてあの人の隣にいた。実際「いい子だね」とあの人に褒めてもらえてると、隣にいていいんだと心底安心できた。あの時世界にあの人だけだ…
寝起きの悪さを自負していたあの人との朝 今は白くぼやけてしまってよくおもいだせない。ただ、悲しい程透き通ったきれいな空気を覚えてる。 ほんとうはわたしと同じ寂しがり屋で、きっとわたし以上に愛されたいと願ってた。あの時のわたしはあの人との秘密…
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