miss u
寝起きの悪さを自負していたあの人との朝 今は白くぼやけてしまってよくおもいだせない。ただ、悲しい程透き通ったきれいな空気を覚えてる。
ほんとうはわたしと同じ寂しがり屋で、きっとわたし以上に愛されたいと願ってた。あの時のわたしはあの人との秘密を抱えてた。誰も寄せ付けられないと思ってた、なのに、今はどうして?
この一年は底のない暗い暗い水の中で思うように呼吸できないような、高いところからずっとおち続けているような感覚だった。あの人のいない人生をこの何倍もの時間を生きていかなければならない。
わたしはいつになったら、しあわせになることを許されるのでしょう。
もしも、明日世界が終わるとしても。あの人の瞳にわたしは映っていなくても。もう二度と名前を呼んでもらえないとしても。
報われない恋とわかっている。せめて、あの人を思い続けていよう。